SBIG STL-1001Eの乾燥剤再生の手順

※この手順は私が実際に行っているものをまとめたものであり、この手順に従って再生する場合も自己責任で行ってください。

必要なもの

 175度Cの温度設定が可能なオーブンあるいはオーブントースター。上の写真は250度までの温度調節が可能で30分タイマーが付いる象印の製品。ホームセンターで5千円程度。
 ビニールテープ、アルミホイル。

準備

 カメラの前面ケースを開けて、CCDチャンバーの脇にある乾燥剤ケース(黒い円筒形のもの)を取り外し、取り外したチャンバーの穴を素早くビニールテープで塞ぐ。同社のSTシリーズはダミーの乾燥剤ケースが付属するようだが、STLシリーズにはそれはない。チャンバーの取り付け穴の形状からテープで容易に塞ぐことが可能だからであろう。
 取り外した乾燥剤ケースから、Oリングを取り除く。ただし、乾燥剤ケースを外すときに一緒に外れることもあるので注意すること。
 オーブンは温度コントロールのため一定時間ごとにヒーターが加熱するが、この熱が乾燥剤ケースに直接伝わらないよう、写真のようにアルミホイルで上下をガードして、中の空間に乾燥剤ケースを置くようにする。

プレヒート

 オーブンは最初に設定温度までヒーターで一気に加熱するため、一時的に設定温度を越えて、乾燥剤ケースのハンダを溶かしてしまう心配がある。このため、まず乾燥剤を入れずに175度Cまで庫内を温めること。

ベーキング

 しばらくして、ヒーターが止まり庫内の温度が安定したら、所定の位置に乾燥剤ケースを置く。
 4時間このままベーキングする。長時間に渡るのでタイマーの設定時間は長い方が楽である。ただし、タイマーが切れたことを気づかなくても余熱ですぐには冷えないので慌てる必要はない。
 ベーキングが完了したら、しばらくそのままにして乾燥剤ケースが冷めるまで待つ。

再取り付け

 乾燥剤ケースがある程度まで冷えたら、Oリングを元どおりに付ける。次に、チャンバーの穴を塞いでいるテープを剥がして、直ちに乾燥剤ケースを取り付ける。乾燥剤ケースが熱いうちにOリングをはめないよう注意すること。

冷却

 乾燥剤ケースが完全に冷えてから、いつもどおりにCCDカメラの冷却を行う。これでチャンバー内に残った湿気が再生された乾燥剤に吸収される。
 霜の付き方が多い場合は、しばらく冷却をつづけて湿気を吸収してから、再度この手順により4時間のベーキングを行うことでほぼ完璧に乾燥剤を再生できる。