第8回小惑星ライトカーブ研究会合同研究会 収録

  日 時:2011年10月29日(土)13時〜18時
  場 所:国立天文台・三鷹、講義室

  参加人数:50余名(高校生を含む)


講演プログラム(発表順、敬称略)

招待講演

宇宙風化作用
発表者佐々木 晶(国立天文台)
収 録PDFファイル(9.4MB)

一般講演

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小惑星の姿2011〜3億km先の形状を探る〜
発表者松岡友希、中野智文、伊藤勇作、野田理江子他(一宮高校地学部)
発表要旨 2011年度の小惑星による恒星食観測結果とこれまでの取り組み
収 録PDFファイル(3.7MB)
2009P1Garradd彗星の観測
発表者谷河澪、寺尾美奈子、坂本陽菜(三田祥雲館高校天文部)
発表要旨 Garradd彗星の位置観測、多色測光観測についての取り組みを報告させて頂きます。
収 録PDFファイル(1.6MB)
いびつなライトカーブより小惑星の形状に迫る
発表者江口直明、後藤崇支、寺岡千晶、権田佳奈(小倉高校科学部)
発表要旨  小倉高校では、小惑星の形状よりライトカーブを求める研究を行っていますが、現在は、いびつなライトカーブを描く小惑星の形状について調べています。昨年度は(126)Velledaに関する研究を行い、本年度は(584)Semiramis、(433) Eros2つのライトカーブを観察して、ライトカーブと形状の関係を明らかにしたいと考えています。
収 録PDFファイル(2.2MB)
「あかり」による小惑星カタログ
発表者臼井文彦(ISAS/JAXA)
発表要旨 赤外線天文衛星「あかり」搭載の近・中間赤外線カメラによって取得された全天サーベイの観測データに基づいて、軌道要素が既知の小惑星に対するサイズ・アルベドのカタログを作成しました。検出された小惑星は5120個あり、これは1983年米英蘭によって打ち上げられたIRAS衛星による小惑星カタログ(約2200個)の2倍以上になります。本発表では、カタログ作成の概略と、得られたカタログから得られる科学的成果の一部をご紹介します。
収 録PDFファイル(3.2MB)
(624)Hektorの継続観測と未解明の小惑星の物理観測
発表者浜野和弘巳(浜野和天文台)
発表要旨 長期の継続観測を行っている(624)Hektorの研究に今年の観測も含めて、より精度を上げます。また、長周期や地球の自転にシンクロしている困難な対象に挑む私たちのチームの成果をご紹介いたします。
収 録PDFファイル(4.0MB)
トロヤ群小惑星の形はどこまでわかったか
発表者佐藤勲(中野星の会)
発表要旨  トロヤ群小惑星は、まだ探査機による直接観測が行われていない天体である。これらの天体の形状について、どこまで解明されているかをレビューする。
収 録PDFファイル(7.4MB)
木曽シュミットによる地球近傍小惑星の可視測光観測
発表者南雲優(北海道教育大)代読:宮坂正大
発表要旨 東京大学木曽観測所においてシュミット105cm望遠鏡と2kCCDカメラを用いて2010年度より行っている地球近傍小惑星のスペクトル型の同定と自転周期、形状を求めることを目的とする可視測光観測の解析結果について報告します。
収 録PDFファイル(2.9MB)
周期解析ソフトcyclocodeの使い方
発表者宮坂正大(東京都庁)
発表要旨 2004年からフリーソフトとして公開している cyclocode だが、与えるパラメーターの最適値がわかりにくく、また得られた周期の誤差が求められないなどの弱点がある。今回、パラメーターの最適値及び誤差の求め方を「cyclocode利用の手引き」としてWeb上で公開したので、ここではその概要について報告する。
収 録PDFファイル(147KB)
木曽シュミット次期広視野CCDカメラ KWFC の概要とモニタープログラムの提案
発表者宮坂正大(東京都庁)
発表要旨  木曽観測所で開発中のシュミット望遠鏡・次期広視野CCDカメラ KWFC に関して、小惑星のコミュニティーからも予定されているモニタープログラム等への提案を行うべく、KWFC の仕様や大規模プログラム、モニタープログラムについて報告を行い、今後の議論の参考としたい。なお、発表内容は夏に行われた木曽シンポの収録から引用している。
収 録PDFファイル(1.9MB)
107P/Wilson-Harringtonの測光観測測
発表者浦川聖太郎(日本スペースガード協会)
発表要旨 近年、彗星のような尾が見られる天体が小惑星帯で発見されている。これらは、メインベルト彗星と呼ばれており、揮発性物質を含む可能性があることから、太陽系初期の環境や水の起源を探る上で注目されている。メインベルト彗星の彗星活動の原因として、他天体衝突や氷の蒸発などが考えられている。一方、地球近傍天体にも、過去の彗星活動を示す天体がある。このような天体のひとつに107P/Wilson-Harringtonがある。107Pは発見時に彗星活動が見られたものの、その後の観測で彗星活動は検出されていない。107Pの彗星活動の原因が、他天体衝突であれば、自転運動に非主軸回転(タンブリング)が起こっている可能性がある。我々は、107P/Wilson-Harringtonの可視測光観測を行い、ライトカーブから自転状態や形状の推定を行った。本講演では、これらの結果について発表する。
収 録PDFファイル
小惑星探査におけるダストその場観察
発表者並木則行,千秋博紀,小林正規,和田浩二(千葉工業大学惑星探査研究センター)
発表要旨 小惑星表層のレゴリス層には1~100ミクロンのダストが存在していると予想される.ダストは太陽光の光電効果により小惑星重力を脱して,周辺空間を浮遊している可能性があり,小惑星表層の地形変化やレゴリスの水平移流・鉛直攪拌に大きく寄与しているらしい.こうしたプロセスは,regolith breccia隕石やItokawaサンプルの分析結果の解釈に重要な意味をもつにも関わらず,ほとんど理解が進んでいない.現状の小惑星ダストについての知見を整理して,将来小惑星探査でのダスト観測を提案する.
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