リニアリティーのページ


 冷却CCDカメラの特性として、CCDに当たる光の量が2倍になるとカウント値も2倍になるリニアリティー(直線性)が優れていることがあげられます。
 ただし、実際にはカウント値の0(ゼロ)から最大値まですべての範囲でリニアリティーが確保されているわけではありません。
 特にカウント値が一定値より大きくなるとリニアリティーが悪くなるのが普通です。

 そこで実際に使用する冷却CCDカメラを事前にテストして、リニアリティーが何カウントまで正しいかを把握したうえで、そのカウント値の範囲内ですべての撮像を行うことが重要です。
 しかし、このテストには標準光源等の特殊な機器が必要となり、気軽に実施できるものではありません。

 テストをしていない冷却CCDカメラを用いた観測では安全をみて少ないカウントで抑えておくのが無難でしょう。
 なお筆者が所有するST−6は性能評価の結果、約20000カウントまで1%の範囲内でリニアリティーが確保されていることがわかっています。また、木曽のシュミットの 2K CCDカメラでは約4000まで1%の範囲内でリニアリティーが確保されてます。